砂の惑星デューン

中国は内モンゴル・フフホト市から車で約4時間。総面積約130万平方キロ、世界で4番目の大きさを誇るゴビ砂漠にやって来ました。いにしえのシルクロード交易でのんびりとラクダの商隊が行き交ったこの砂漠も、いまや一大観光スポット。国内外から押し寄せる観光客は、一年で200万人を数えるそうです。










はいウソです、スイマセン。鳥取砂丘です。
なんだか中国人っぽい人しか写ってませんが、おそらくみなさん日本人です。
日本の生態系を完全無視した騎乗生物が闊歩しておりますが、確実に鳥取県です。
取材2日目の合間にエアポケットみたいな時間ができたので、砂丘へ行ってみました。鳥取県砂丘もはじめて。ウワーイ。


昨夜、取材を終えて鳥取市内の居酒屋に行きました。カメラマンSさんと広告代理店Mさんと3人で地元の銘酒〈強力〉と鳥取港から水揚げされたばかりの魚介類を堪能。いやー、刺身も塩焼きもかなり新鮮でおいしかったなー。すっきりした日本酒も魚とよく合うんです。しかしその後、ウーロン茶しか飲んでないくせに延々と子供自慢をやめないMさん……ある程度はガマンしてふんふんと聞いてたんですが、一向にやめる気配がないので置きざりの刑に処し、Sさんとドイツビールバーに移動です。独身相手に子供自慢ってどういうことだよ、と息巻いてピルスナーをぐびぐび。Sさんのハードコアな南米撮影旅行の話なんか聞きつつもう一杯。ドイツ人のマスターが「コレおいしいネ」と勧めてくるビールもいただきます。しまいにはとなりのカウンターに座ってたヤクザと情婦みたいなふたりと韓国語の発音大会。どうやってホテルに戻ったのかまったく記憶にございません。


で、完全に二日酔いなので、砂漠の風に吹かれて酒を抜こうという作戦。


それにしても人だらけ。お年寄りがダントツで多いです。砂上デートを楽しむカップルの姿もちらほら。砂漠にヒール履いてきてる女傑もけっこういて、大丈夫なのかと心配になりましたが、ヒール部分を砂に突き刺しながら、ぺたんこ靴のように歩くという奇策で乗り切っておられました。そして裸足になる人も多数。ラクダのフンとか踏んづけちゃいそうで他人事ながらコワイ。


それでも、けっこうとぼとぼ砂の上をを歩いてると、いつの間にかふだんは考えないようなことにまで思考が及んで、なかなか哲学的な時間がすごせましたヨ。んー、こういう時間がもてるのも旅の醍醐味ですね。世界のナカータみたいに、ぼくもそろそろ自分探しの旅に出たいなあ。


次はもうちょっとゆっくり来たいですー。


砂丘ひとくち情報

砂丘の駐車場にある限りなく昭和くさいおみやげ店。名産の梨ソフトクリーム(250円)がおいしいよ!