そうだ、京都に観光に行こう


というわけでやってきました秋の京都。観光じゃなくてインタビューのお仕事です。ええ、ええ……。先月も来ましたが、そのときはサントリー山崎蒸留所に直行・直帰だったので、市内はスルーでした。今回はちゃんと京都のど真ん中に降臨できて嬉しいことです。駅から市内へと向かうタクシーの運転手さん曰く「紅葉がいちばんいいのは来週です」とのこと。それでも街路樹も山肌もしっかり彩りをまとっていました。


車窓から艶やかな色に染まった嵐山や、陽をあびて輝く鴨川を眺めつつ、ふと車内に目を戻すと、そこにはむさくるしい男ばかり4人がぎゅう詰め。まさに出会いのない職場の縮図といっていいでしょう。ちなみに編集の仕事をしていると「出会いが多そうでいいですね」なんて言われたりしますが、それは偏見ですYO! まあ、インタビューが出会いの場になってるスポーツ選手と女子アナのような例もありますが、あれはいかに選手と仲良くなって独自情報を引き出すかというグリーンベレーとかSASみたいな特殊部隊であり、『ラスト・コーション』みたいなものなので、あんまり参考にはなりませんデス。


さて、取材まですこし時間があったので、全員を説き伏せ、イノダ・コーヒに向かいます。もちろんコーヒーが飲みたいというのもありましたが、学生時代からずーっと使っているイノダの灰皿がもうひとつ欲しかったのです。鉄製とアルミ製があり、長年愛用しているのは鉄製です。フォークロアというか小学生が粘土で作ったような素朴なデザインも好きですが、クソ重いのでまずひっくり返す心配がないのが◎。同行していたかつてのボスの「さては観光気分だな」とのイヤミを無視して、イノダの灰皿がいかにスバラシイか車中で演説していたら、あっという間に到着。今回みてみたらアルミの銀色の趣も悪くないな〜、とアルミ製を購入しました。



これがイノダ・コーヒの灰皿(1,800円)。


無事インタビューを終え、高瀬川のほとりにある安藤忠雄TIME'Sでお茶したり原了郭の黒七味買ったりして帰京。まるで観光じゃないか! 男ばかりの京都旅はこうして終了しました。となりに座ってるのがガールフレンドだったりすれば長い車中も楽しいんでしょうが、むさくるしい男たちとの列車旅はどうしてこうも長いのか。新幹線、もちっとスピードでないのかなー。ちなみに上海にはリニア・モーターカーが走ってて、最高時速430キロで空港と市内を結んでます。市内の真ん中まで行かないから、あんまし便利じゃないけどね!


TIME'S。カフェでお茶もできます。